『AUGMENTED ORCHESTRA』は、ハイブリッドインストゥルメント設計によるクリエイティブワールドに深く入り込み、トゥイストシンフォニックテクノロジーによる新たな領域に踏み込み、息を呑むようなサウンドスケープを生み出します。特別用意された新たな素材を備えたライブラリで、その数百ものプリセットは、400以上の職人の手により巧みな演奏感と完璧に設計された楽器レイヤーで構成されています。『AUGMENTED ORCHESTRA』は、独創的で想像力をかき立てる豊かなサウンドを持つ広大な音の遊び場です。
『AUGMENTED ORCHESTRA』は、UVIならではのマルチパートアーキテクチャーにより、高い汎用性と想像を超えたソニックモチーフをもたらします。4つの完全独立、なおかつ個々が独立した音源として成立し、完全カスタマイズ可能なインストゥルメントレイヤーを織り込むことができます。そして豊富なモジュレーション、革新的なアルペジエーター、強力なスタジオエフェクトを活用して、ダイナミックシーケンス、動的なパッド、重厚なコード、心を訴えるメロディーなどの作成サポートします。豊かでモーフィングリングサウンドベッドから古典的なオーケストレーションまで、『AUGMENTED ORCHESTRA』は、あらゆるバックグラウンドのミュージシャンのための強力かつ刺激的、そして扱いやすいライブラリです。
『AUGMENTED ORCHESTRA』の物語は、100人以上のミュージシャンを伴った完全な交響楽団をレコーディングホールで、奥深いクロマチックマルチサンプリングから始まりました。従来のアプローチと型破りなアプローチの両方で収録を行い、いくつかのオーケストレーションコードと効果をライブラリに追加しました。
弦、金管、木管楽器は、キーボードで演奏できる音域全てをカバーできるように、実際の楽器にはない低域と高域部を拡張処理しました。そして、すべての楽器はクローズモノとワイドデッカツリーステレオの両方で収録し、ニアとファーのポジションモーフィングを可能にしました。
何十ものセッションによって収録された70時間以上の素材は、『AUGMENTED ORCHESTRA』のアコースティック楽器の作成に費やされ、次の11セクションに分類されています:
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Strings Low
チェロ10本とコントラバス6本による構成
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Strings High
ファーストバイオリン14本、セカンドバイオリン12本、ビオラ10本による構成
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String Ensemble
- 高低の両方のストリングスセクションを合わせた構成
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Brass Low
トロンボーン5本、バストロンボーン3本、チューバ2本による構成
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Brass High
トランペット4本とフレンチホルン8本による構成
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Brass Ensemble
高低の両方のブラスセクションを合わせた構成
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Winds Low
コントラバスーン3本、バスーン2本、バスクラリネット3本による構成
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Winds High
オーボエ3本、クラリネット3本、フルート2本、ピッコロフルート1本による構成
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Winds Ensemble
高低の両方のウッドウィンズセクションを合わせた構成
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Orchestral FX, and Orchestral Chords
44本の弦、12本の金管、8本の木管楽器による構成
そして、これらの名手によるシンフォニックインストルゥメントのサウンドは、最先端のシンセサイズ、モダンおよび古典的なサウンドデザイン手法によるアコースティックレコーディング、リアンプ、レイヤー、テープによって処理された音と融合できます。無類の創造性を持つツールボックスを提供する 8つのカテゴリ以下に分類されます:
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Tape Orchestra
半速のテープマシーンを通したオーケストラ楽器スタックの再サンプリング
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Modeled
フィジカルモデリングのハードウェアシンセサイザーで作成したオーケストラ楽器とアンサンブル
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String Machines
2つの黎明期のストリングスシンセサイザー(ARP SolinaとFreeman Symphonizer)を、ビンテージアナログコーラスとエフェクトペダルを繋いたアンプに通したサウンド
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Synth Stacks
SLハードウェアでミックスした最大で8台のビンテージデジタルシンセサイザースタック
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Processed
ビンテージデジタルとグラニューラシンセサイザーで作成し、創作的に奥深く処理をしたシンセとオーケストラサウンド
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Synth Textures
ビンテージアナログとモダンシンセサイザーのサウンドによる広範囲なコレクション
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FM Exploration
非常に珍しいFMシンセで作成した動的なかつ詳細な雰囲気をもつ響きやアトモスフィアサウンド
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Waveforms
実用的なビンテージアナログシンセサイザーの波形セレクション
何千ものサンプルが、素晴らしいサウンドライブラリとしてエンジンに載せられ、『AUGMENTED ORCHESTRA』の可能性は、サウンドデザイナーの手によって展開されました。この独創的なインスピレーションを受けた彼らは、潜在的な組み合わせを含めでき得る限りの可能性を探り、その結果、広範なスタイル、フォーム、奥深さを明示する、見事なプリセットが集結した無類のライブラリを完成させました。
そして、Orchestra、Augmented Layers、Natural、Action、Small Sections、Hybrid、Electronic、Pulses、AmbientとHeavyに分類されました。これら600を超える洗練されたプリセットは、即座に使用できるだけではなく、サウンドデザインにも配慮され、ライブラリを探索し、分解し、再構築など、フルエディット可能です。美しい響きから、フルレンジの変調されたとんでもない音まで、『AUGMENTED ORCHESTRA』の守備範囲の広さは、紛れもなく独創的で特別です。
我々が用意した音、プリセットはほんの始まりに過ぎません。この強力でパワフルな音源は、明解で扱いやすい楽器でもあり、さらなる創造性を刺激します。直感的操作画面が、自分だけの響きの探求をサポートします。
これをオーケストラサウンドをサンプルソースとして利用できる、典型的な減算合成のシンセサイザーと見立てることも可能です。アンプリチュード、ダイナミックマルチモードフィルター、ボイス、様々なエフェクト、クリエイティブなアルペジエーターで、自在にサウンドを仕上げたり、仕立てることが可能です。さらにレイヤーグループごとに、それぞれ完全調節可能なLFOとステップモジュレーションを2つずつ装備し、新設計のマルチソース / ターゲットマトリックスで、高度なシンセサイザー並みのモジュレーション操作を直観的におこなえます。
これでも物足りないと感じた場合、レイヤーグループ内のクロスフェードが可能で、コントローラーを用いた手動、あるいはモジュレーションによる周期的なダイナミックサウンドモーフィングを実現します。そして、音色とアルペジオシーケンスパターン、スタジオエフェクトと設定パネルをシームレスに移動し、ナレーションのキューに適した明瞭なサウンド制作から、音楽制作の旅のお供として役立ちます。素晴らしい品位のサウンドと独創的な機能に扱いやすさが融合され、音を重ね、適度な調節、挑戦的な設定、シーケンスパターンの作成、スタジオエフェクトによる仕上げまで、一連の作業が、これまで以上高度に、これまで以上容易におこなえます。