先進的なクリエイティブエンジンと直観的でシンプル操作のユーザーインターフェイスをまとったRelayerはデジタルディレイエフェクトの新基軸となることでしょう。効率の良さとインスピレーション溢れる操作のために一から設計したRelayerは、シンプルなディレイからリズミックで複合的な効果まで、手早く、的確、そして自然で音楽的に狙った効果を生み出すことができます。
Relayerのために特別な機能がいくつも用意され、非常に柔軟でシンプルディレイから複雑な音響効果まで様々なエフェクトをもたらします。Relayerの操作画面はとても明快で、一目見ただけですぐに使うことができます。グローバルと様々なモジュレーションパラメーター、そしてダイナミックパッチビジュアライザーが1つの画面にまとめられ、設定状況をタイムベースグラフィックスによって視覚で捕らえることが可能です。Relayerは複雑なサウンド効果も、これまでにないシンプルな操作ですぐに生み出すことができます。その習得に長い時間を必要としません。音づくりをしながらすぐに操作に慣れ親しむことができます。
Relayerのコアは最大で32タップのバリアブルマルチタップエンジンです。ディレイタイムはフリーまたはホストシンクしたタイムを設定することが可能です。加えて、スウィングとワープコントロールが弾むような感じのバウンシングエフェクトを即座に生み出します。中央のタブは、タップ数に応じたステップのモジュレーションエディターでこれまでにないコントロールと柔軟さをもたらします。画面上の各セクションを思いのままに一通り操作することで、タイム、ゲイン、パン、そして2つのバリアブルマルチエフェクトを的確にコントロールできることを知ることでしょう。もちろんこれらのパラメーターはDAWのシーケンスと連動したり、あるいはプリセットを使用して時間とともに変化するさまをお好みに合わせて調節することも可能です。
Relayerはスタジオでもライブステージでも有用なエフェクトです。入力ゲートはリアルタイム操作可能で、ディレイに送る信号をコントロールします。この機能はダブアウトを追加したり、思いのまま音を重ねてパフォーマンスを構築したり、特定のリリックにディレイを加えるなど自由かつ的確におこなえます。マスターセクションにはハイとローカットフィルター、独立したウェットとドライレベルなど様々なクリエイティブミキシングのためのオプションが備え付けられています。そしてRelayerは安定動作と低CPU負荷であることも忘れてはなりません。リピート回数(フィードバック)が多くなってもリソース消費は低く抑えられ、厳しい環境の中でも安心してご使用いただけます。
Relayerにはサウンドキャラクターを色付けるオプションも多数用意されています。2つのマルチエフェクト、さらに高品位のIRを使用したカラーセクションが多彩なサウンドプロセッシングをもたらします。定番の楽器アンプやエフェクトユニット、あるいはポータブルラジオ、ラップトップスピーカー、電話などのローファイデバイスなど、メニューから選ぶだけで、ディレイのサウンドキャラクターを即座にトランスフォームします。ミックスに合わせてエフェクトの音質を変えたり、調整したりすることで、ソースを効果的に際立たせ、楽曲をより完璧に仕上げることができます。