Spatial Mic Dante
Spatial Mic Danteは8つのカプセルで音場全体を正確に捉える2nd Order Ambisonicsマイクロフォンです。内蔵のDante™オーディオネットワークによりレコーディングやライブ放送に柔軟に対応する出力機能を備えています。Dante™搭載は多くのユーザーからのフィードバックを基に開発されました。
With Dante Power
Spatial Mic Danteの開発では空間オーディオのワークフローを合理化することが最重要課題でした。Dante™オーディオネットワークは、標準的なIPネットワークを利用して、高品質な非圧縮オーディオをほぼゼロのレイテンシーで伝送します。
Dante™はイーサネットケーブル1本で高品質なマルチチャンネルオーディオを安全かつ確実に伝送することができます。Dante™に対応した数多くのオーディオ製品が発売されており、Spatial Mic Danteは、このオーディオネットワークシステムにネイティブ接続することが可能です。
MicNet Controlアプリケーション
MicNet Controlアプリケーションを使用することで、Spatial Mic Danteは1次Ambisonics、5.1 、5.1.2、7.1、バーチャルマイクのステレオ/モノペア等、様々なフォーマットで出力することが可能です。また、Spatial Mic Converterプラグインを使用することで 、より柔軟で高いクオリティを持った音声を出力することができます。
Mic Capsle Quality
Spatial Mic USB & Danteの両カプセルは、そのクラスで最高のパフォーマンスを発揮するよう、慎重に選ばれています。
そして Spatial Mic DanteはUSBモデルとは異なるカプセルを使用しています。どちらのマイクも8基の単一指向性のコンデンサーカプセル(エレクトレット)を採用していますが、サイズ、SNR(信号対雑音比)、最大SPLなどの仕様が異なっています。
Spatial Mic USBはSNR72dB-Aのカプセルを採用し、DanteバージョンはSNR78dB-Aのカプセルを用いています。これは、1カプセルあたりのセルフノイズがそれぞれ22dB-A、16dB-Aに相当します。
Spatial Mic Danteは耐圧136dB-SPLの処理能力を持つカプセルを採用しています。Spatial Mic USBカプセルは、THD < 3%で120 dB-SPLです(Padを入れた状態では最大131 dB-SPLでADCがクリップします)。
Spatial Mic Danteは機能面と性能面の両方において、フラッグシップに相応しい品質を有しています。
Spatial Mic Danteで使用されているカプセルの周波数特性の測定値を示します: