ng78はWesAudioが生み出した、真に理想的な1178タイプのステレオFETコンプレッサーです。Beta76やng76でも評価を得てきた至高のアナログサウンドはそのままに、ステレオオペレーションに求められる機能を追加。あらゆるシチュエーションに対応することができます。
他のngシリーズと同様に、ng78も音声信号が通過する回路は全てアナログの構成。回路のあらゆるポイントに妥協せず、細部まで丁寧にこだわりぬいた設計によって、卓越したアナログサウンドを最高の安定性と音質で実現しています。
更にWesAudioの卓越した技術と感性によって、ng78はオリジナルを凌駕するステレオの機能性とサウンドを獲得しています。Carnhill製トランスを用いたトランスバランス出力に始まり、20msまで拡張されたアタックタイム、新たに追加された2:1のレシオ設定、サウンドキャラクターを操るTHDなど、ng78にはより柔軟なオペレーションを可能にする機能が搭載。従来のパンチのあるサウンドはもちろん、ステレオコンプレッションに求められるナチュラルでクリアなサウンドまでカバーしています。
そしてngシリーズでは定番となったプリセットリコールやプラグインコントロール、オートメーションももちろん可能。ng78はクラシックなFETコンプレッサーの持つ輝きと現代に求められる利便性と汎用性を、何一つ欠かすことなく融合した理想的な「1178」です。

ng78ではこれまでWesAudioがBeta 76やng76で実現してきた、フルアナログ回路によるこだわり抜かれたサウンドを完璧に踏襲。電源からシャーシに至るまで細やかな配慮がなされており、ビンテージ機材の持つ美しいサウンドを、オリジナルを大きく上回る音質や安定性で再現しました。
加えて出力にはCarnhill社製のトランスを採用。1178タイプのステレオコンプレッサーながら、ウォームでヴィンテージな魅力を加えるトランスバランスで使用することが可能です。
さらにはサチュレーションモードなど、アナログ機材の持つ美しい倍音をコントロールする機能も充実。その質実剛健な「物作り」への姿勢や細やかで的確なチューニングが生み出す、WesAudioならではの最高の1178サウンドを手に入れましょう。

ステレオオペレーションの利便性を高める機能
1178は一般には1176のステレオバージョンですが、ng78はそれだけにとどまらず、ステレオオペレーションでの有用性を高める機能が追加されています。
通常は最大800us程度のアタックタイムは、ng78では20msまで拡張。シャープでアグレッシブなコンプレッションだけでなく、よりナチュラルでスムースなコンプレッションも可能です。加えてRATIOには新たに2:1の設定も追加。サチュレーション量を調整できるTHDコントロールも備え、グルー効果を狙うようなオペレーションでもその価値を発揮することができます。
更にはサイドチェイン・ハイパス/ハイシェルフ・フィルターを備える他、LRそれぞれの入出力、及びゲインリダクションのメーターも完備。あらゆるケースでストレスなく、理想的にオペレーションを行うことができます。

WesAudio ngシリーズ最大の特徴である、アナログ回路のデジタルコントロールはng78でも健在。
プラグインからのフルコントロールが可能で、プリセットを無制限に保存/リコールすることができます。オートメーションにも対応しており、本体のロータリーエンコーダーを操作してオートメーションを書くことも可能。
またプラグインではゲインリダクションをグラフ形式でも表示するなど、PC上であるからこそ実現できる直感的で邪魔にならないUIを採用しています。

