ミックス内のリバーブを減衰/ブースト!その特性まで調整できるプラグイン
UNVEILは、リアルタイムで動作するデミキシングベースのプラグインです。モノラルソースを含むあらゆるチャンネル数で構成されたミックス内のリバーブ成分を減衰またはブーストしたり、リバーブの特性を変更することができます。さらに、普段は重要視されない信号成分を減衰またはブーストすることで、ミックスの特徴を際立たせたり、逆に弱めたりすることが可能です。私たちの独自技術である人工知能ベースのミックスシグナル・オーディオ・プロセッシング技術(MAP)に基づいており、以前は使用することができなかった室外での録音やセリフ録音を修正したり、ライブ録音をタイトにしたり、リバーブや「濁り」を減衰することで、クリエイティブなサウンドデザインを実現します。
さよなら、リバーブ
ミックス済みの音源からリバーブを除去することは常に難しく、ほぼ不可能でした。既存のリバーブ除去技術は信号のダイナミクスを操作するか、特定の信号タイプのチャンネルフォーマットを必要するか、あるいはその両方でした。そこで登場するのがUNVEILです。
UNVEILはエキスパンダーやエンベロープシェイパーではなく、位相キャンセル技術やスペクトル解析、チャンネル間相関解析でもありません。そのため、モノラルからDAWがサポートする任意のサラウンドフォーマットまで、どのチャンネル数にも対応し、信号のダイナミクスを変えることなく動作します。これを実現するために、人間の聴覚システムのモデルを利用して、まるで人間が信号を「聴く」かのように、信号のどの部分がリバーブであるかを効果的に識別して分離します。これらの成分は、私たちのMAP技術を使用して処理されます。その後、ミックスのリバーブ量を減らすのは、パラメータの値を調整するだけで簡単に行えます。
こんにちは、リバーブ
一方で、UNVEILはリバーブの量を増加させることもできます。オンマイクで録音されたドラムをリバーブたっぷりの音に変えたり、音の定位をサウンドステージの後方に移動させたり、異なるロケ地での録音のリバーブ量を調整してより良くマッチさせることができます。また、リバーブの特性を調整することが可能です。これらの機能はすべて、ミックス内でリアルタイムに、さらにはモノソース素材でも使用可能です。これは魔法ではなく、れっきとした先端科学によるものです。
音のディティールがより明確に
UNVEILのアルゴリズムはリバーブの処理に加えて、人間の聴覚システムでは重要性が低いとみなされる信号成分も処理します。この信号成分には「音の濁り」と呼ばれる要素が多く含まれます。その結果、録音した音をマスキングして音を濁らせる要素のレベルを減少させることができます。これにより、サウンドの特徴が際立ち、本来のディテールがより明らかになります。さらに、その機能を使用すれば、録音に粗さを加えて前面に出ないようにすることも可能です。
One Small Step…
UNVEILは、その裏にある数式を除けば、全てがシンプルで使いやすい上に広い範囲で処理を行い、一瞬で成果が得られるよう設計されています。そして「かんたんモード」が必要ないほどシンプルで無駄のないGUIを兼ね備えています。