プリアンプ、EQ、コンプレッサーの構成をコンパクトなサイズにまとめ、アウトプット・セクションには60mmフェーダーを搭載し、WL-3のボディにトラッキングに必須な全ての要素が詰め込まれています。
入出力段にはトランスフォーマーを、コンプレッサー・セクションにはパラレル・コンプレッションをワンノブで実現するミックスノブを搭載し、EQセクションには汎用性の高い3バンドEQを採用しています。
WL-3の名称は、プロダクト・デザインの指揮を取ったPaul Wolff氏と、Lindell Audio社CEO Tobias Lindell氏の名前に由来しています。
Wolff氏は1985年から2004年にかけてAPI社のオーナー兼デザイナーとして550Bや512B/C、3124、2500バスコンプレッサーの開発に携わり、API社を離れた2004年にはTonelux Designs社を創設、API500モジュールからコンソールに至るまで様々なハードウェアを展開し、米国では多くのプロフェショナル・スタジオで採用される製品開発に携わる人物です。
Wolff氏のデザインに基づきLindell Audioの名の下で誕生したWL-3は、高い技術と品質を持つヨーロッパで製造が行われるMade in Europe製品です。
特徴
・65dBゲインを超えるマイクロフォン・インプット
・英国製Carnhillトランスフォーマー搭載
・ワンノブでパラレル・コンプレッションを調整できるVCAコンプレッサー
・3バンドEQ + 80Hz HPF構成のEQセクション
High:10kHz +/-10dB
Mid:900 ~ 5kHz +/-10dB
Low:100Hz +/-10dB
・60mmアウトプット・フェーダー
・6セグメントLED VUメーター
・6セグメントLED GRメーター
・ファンタムDC48Vスイッチ
・位相反転スイッチ