Cinesamplesのアーティストシリーズのもう一つの素晴らしい作品、Randy’s Prepared Pianoは、ロサンゼルスのSony Pictures Studiosの伝説的なMGM Scoring StageとHollywood Scoring Studios Stageで収録された3台のピアノのコレクションです。ロサンゼルスのスタジオミュージシャン、ランディ・カーバーが使用する様々な拡張テクニックを収録しています。
数年前、The Bridgeでのレコーディング・セッションで、Randy Kerber(ピアノ、ランディのチェレステ)とエイミー・テイタム(フルート)による広々としたピアノ二重奏曲「Nami’s Theme」を録音していました。 ある休憩時間に、ランディがピアノの中にあるミュージアムパテで遊び始め、楽器に繊細で仮面をかぶったような、そして水中のような音色を与えたのです。 これはとても巧妙で珍しいサウンドだったので、デュエットの途中でランディのプリペアド・ピアノのテクニックから完全に独立したピアノ・ソロを作ることにしました。
このようなサウンドのサンプル・ライブラリーを録音しようといつも話していたのですが、今年、ようやく実現することができました。 ランディは、その感性と音色で知られる、映画音楽界の巨匠です。 現在は作曲を中心に活動していますが、このプロジェクトのためにスタジオに足を運んでもらうことができました。 収録した音は以下の通りです。
・ラバーマレットで弦をたたく音
・指でミュートした弦
・弦と弦の間に置かれた10円玉
・ハーモニックスを作るためのパテ
・指のハーモニクス
・弦の上にライトチェーン
・弦と弦の間に金属の棒を置く
・弦の上にピンポン玉を置く
・クロスバーで叩く
・ストリングスジンガー(弦を擦る)。
・デュアルピアノのサンプル多数
シネマティック・プリペアド・ピアノに対する彼の非常にユニークな視点をお楽しみください。