4年以上の開発期間を経て多くの優れた新機能が追加され、GUIも一新された『AVENGER 2』が登場。
『AVENGER 2』は、Vengeance-SoundとKeilwerth Audioによって生み出された、今までにないほど強力なシンセサイザーです。『Avenger』にできないことは、ほぼありません。収録プリセットは、複雑なアイデアにも対応し、成長させることが可能なよう組み上げられています。各コンポーネントは、タブ(オシレータ、LFO、フィルター、エフェクトなど)を介して追加/削除でき、多くの創造的な方法でリンクして、サウンドを調整していくことができます。例えば、全ての波形は、インターフェイス上からリアルタイムに操作でき、周波数成分(FFT)はモジュレーション・ソースを使ってベンドさせるなど調整が可能です。CPUの使用率が非常に低く、エイリアス・フリーの驚異的な音質を実現します。
本製品は、複雑なウェーブテーブルのようなサウンドを生成するために、多数の合成フォームを備えています。この合成のフォームでは、倍音の関係をFFTによって調整できます。結果は、中央にあるディスプレイに表示され、任意の時点での波形の状態を表示します。『Avenger』には、非常にきれいでCPUに優しい“VSaw”という名前の“supersaw”モード、ノートを重ねるためのコーダー、サンプルをレイヤーするためのマルチサンプラー・スタッカー、ドラム・シーケンサを備えたドラムキットが付属しています。これにより、非常に複雑なアルペジオとシーケンスを作成できます。
柔軟なFXルーティング・システムも特徴的です。インサート、センド、マスターエフェクト・ラックを備えています。オシレータ(OSC)とバスは自由にルーティングできます。また、フィルターの前後に配置できる様々なディストーション・タイプのシェイパーがあります。もちろん、多数のフィルター・タイプにも対応しています。高品位なサウンドと、高性能なフィルターの完全なバランスを取るために、多大な時間が費やされました。
モジュレーションも、それほど複雑ではありません。モジュレーション・マトリックスから、あるいはモジュレーション・ソースをターゲットにドラッグ&ドロップといった操作で設定できます。アルペジエイター、ステップ・シーケンサー、ドラム・シーケンサー、ピッチ、そしてモジュレーション・エンベロープ。他にも、ウォブル・シーケンス、キーゾーン、ベロシティ・ゾーン、マクロ・コントロール、MIDIコントローラ/ペダル・サポートなどのパターンを持つ、ウェーブテーブル・エンベロープなどがあります。
さらに、タグ/クラウド・キーワード・フィルターを備えた、インタラクティブなライブラリを搭載。このライブラリでは、プリセットを素早く検索したり、HDD内からファイルを検索できます。これにより、サンプル、波形、ウェーブテーブル、ドラムを手軽にインポートできます。