コンポーザー、サウンドデザイナー、ミュージシャンのために設計されたクリエーティブツール、それが『METEOR』です。豊潤で多層のスウェルサウンド、劇的なクレッシェンド、あるいはパワフルなインパクトヒット、7つの特別なサンプルレイヤーによって、自在に創造されます。その核となす膨大なサウンドコレクションは、フィールドレコーディングからオーケストラセッション、そしてエフェクトまで、すべて『METEOR』のために特別用意されたものばかりです。直感的なレイヤーミキシング、洗練されたモジュレーションシステム、高品位エフェクトを操り、サウンドをお好みに合わせて完璧に仕上げることが可能です。そして、演奏や音出しのためにベロシティに対応します。もちろん、発音数をきにする必要もありません。『METEOR』は音楽的な要素を保ちつつ、様々な用途に活用でき、効果音制作に必要な機能をすべて備えつつ、直感的なワークフローを現実にした新しいツールです。
- 豊かで印象的なシネマティックサウンドエフェクトツール
- フルカスタマイズ可能の7レイヤーサウンド、変調とエフェクト
- 専用ライブラリ。フィールド録音やオーケストラサンプルを含む
『METEOR』のインターフェイスは作業効率を追求した結果です。個々の操作に対して適切ななパラメーターと配置によって構成された画面です。インスピレーションの赴くままにライズとインパクトタイムを設定し、確認をする…あるいはランダマイズで無限の組み合わせからイメージを膨らませる…どう扱うかはその日の気分で!そして、Thrustノブをひねれば、サウンドはさらなる次元へ。これだけでは物足りない、もっと操作したい方もご心配なく!Settingsボタンをクリックすれば、その深層へ…膨大な選択肢からレイヤーごとの音選びとエディット、モジュレーションやバスエフェクトでお好みの通りにサウンドを仕立てることが可能です。『METEOR』は単なる効果音製造器ではありません。”Hold”をオフにすれば、鍵盤で音程のついたベロシティとタイミングに合わせて演奏できるインストゥルメント(シンセサイザー)にもなります。
『METEOR』は7つのサンプル再生トラック(レイヤー)を、3レイヤーのRISEと4レイヤーのIMPACTとして、2つのセクションで構成されています。各レイヤーは通常のミキシングトラックと同様、ボリューム、パン、バイパス、ミュート、エフェクトセンドが用意されています。そして、レイヤーの種類に合わせたエディットパラメーターにアクセスできます。RISEレイヤーでは、ベロシティカーブ、ボリュームとピッチモジュレーション、マルチモードディストーションとフィルターが扱えます。IMPACTトラックは、タイムオフセット、トランジェント、テールレングス、マルチモードディストーションとフィルター、ピッチグライドとIRCAMGranularモードを駆使することが可能です。
RISEとIMPACTトラックはリンクボタン一つで、それぞれのグループ内のトラックパラメーターを一括操作することもできます。また、バイパスとオクターブスイッチ、ランダマイズ/アンドゥ機能も用意されています。ライズタイムは自由な設定以外に、ビートシンクモードにすることが可能で、プリセットブラウジング中でもそのタイミングが適用されます。インパクトのタイミングは通常、ライズサウンドの終わりに設定されていますが、前後に調節することもできます。個々のレイヤーオフセットと組み合わせることで、多様で複雑なシーケンスサウンドを繰り出すことも困難ではありません。
洗練されたモジュレーションシステムは、味わいのある微細な変化から激しい動きまで、目にした通りに扱えます。LFO、マルチステップフィルターとパンは、RISEとIMPACTのグループごとに適用可能です。サウンドを仕上げる最終段のステレオバスエフェクトチェーンには、高品位の3バンドEQ、ローパスフィルター、コンボルーションリバーブ、ディレイ、ワイズエフェクトが備えられています。そして、Meteorのために特別設計したワンノブ仕様のパワフルコンプレッサー/エンハンサーの’THRUST’によって、サウンド全体を強烈に様変わりさせることが可能です。
フィールドレコーディングとフォーリーは、サウンドデザインチームが様々な場所(廃品集積場や牧場などを含む)から収録した豊かで自然な響きが特徴です。ガラス、金属、岩石などのオーガニックサウンドから、銃声、爆発音、打撃音、衝撃音などの物理的に発生したサウンドまで、際立った明瞭さを持っています。
シンセサイザーサウンドは、MeteorのためにFalconを駆使して作成したものです。膨よかなベースやテクスチャーサウンドから、グリッジ、ワープ、複雑なノイズスタック、シンセ的なスウェルサウンドや近未来的な効果音まで、重厚さと存在感のあるものを中心に用意しています。
『METEOR』のために特別収録されたシンフォニックオーケストラセッションは、パワフルでエモーショナルな音楽の断片が満載です。ピュアな高域、高密度の中域、深くアクセントの効いたローエンドのサウンドクォリティは、フルオーケストラサウンドの魅力を余すことなく伝達します。32本のチェロとダブルベースを有したフルステージアレンジメントや、チューバ、バストロンボーン、フレンチホルン、バスーンとコントラバスーンの深いサウンドに着目したブラスセッション、4人のパーカッショニストによる様々な打撃音など、特別なサウンドが創造性を刺激ます。