P8は8つの同一設計のマイクプリアンプを搭載しています。8つのプリアンプはすべてディスクリート設計で、ICを使用せず、個々のトランジスタで構成されています。これは絶対的なハイエンド・プリアンプの典型であり、卓越したサウンドの主な理由の一つです。
プリアンプのゲインを調整するアナログ・ゲイン・コントロールに加え、8つのプリアンプはそれぞれ個別に切り替え可能なファンタム電源(48V)、PADスイッチ、位相反転機能、切り替え可能なアナログ・ハイパス・フィルターを備えています。
オプションの8チャンネルADATコンバーターを使用すれば、ピュア・アナログのP8をオーディオ・インターフェースにデジタル接続することが可能です。
P8は、高品質なマルチチャンネル・レコーディング・セッションへの道を開きます。
プリアンプ
P8は8つのプリアンプが搭載されています。これらはディスクリート設計で、オープンで透明感のある特性に調整されています。
マイクゲイン
ゲイン・コントロールはプリアンプの調整に使用します。8 dB~+62 dBの範囲で調整が可能なため、あらゆるマイクとの接続において、そのポテンシャルを最大限に発揮することができます。
48V
8つのプリアンプにはそれぞれ48Vスイッチがあります。
このスイッチは、コンデンサーマイクの使用に必要な48ボルトのファンタム電源を有効にします。
PAD
各プリアンプ・セクションのPADスイッチは、マイク入力の信号を20dB減衰させるので、非常に高いレベルでもP8で処理できます。例えば、大音量のパーカッションや金管楽器のレコーディングがそうです。
Ø
すべてのプリアンプの位相反転機能は、信号の極性を反転させます。スイッチを押すと、位相が180°反転します。
HP
1オクターブあたり6dBのハイパス・フルターが8つのプリ アンプ・セクションにあり、有効にすると80Hz以下のサ ブソニック・ノイズを低減します。
マイク入力
P8の8つのマイク入力は、金メッキ仕様のNeutrik製XLRコネクタを装備しています。信号伝送は電子バランスで、基準レベルは0 dBuです。
ライン出力(アナログ)
オプションの AD コンバーターがないバージョンでは、P8 の出力段に DB25 ソケットが 2 つあります。これらは両方とも、マイクプリアンプ1から8からのアナログラインレベル出力信号を供給します。アナログ出力信号は、例えばマルチチャンネルADコンバーターに接続することができ、DB25入力はこのタイプの機器と共通で、並列に2台目の録音機器に接続することができます。
ピュアアナログ or DAC付き
P8は、オプションのADAT出力付き8チャンネルADコンバーターと組み合わせることもできます。デジタル出力は、P8の2番目のアナログ8チャンネルDB25出力の代わりとなります。これにより、P8をオーディオインターフェースのデジタルADAT入力に直接接続することができます。