瞬時のリコール、均一性が得られるITB(コンピューター内部処理によるミックス)プロダクション時代に、多忙なミキシング・エンジニア達は、高いレベルのアナログ/デジタルのハイブリッド・フローを実現するサミング・ミキサーを求めています。変化し続けるクライアントのニーズに応えるソリューションを考えるプエブロ・オーディオは、ここにマルチ・バス・ルーティングと他の製品にはないサウンドを備えた、真に高性能なサミング・アンプ、HJ482”Side Winder”を提案します。この製品は、2つバージョンで構成しています。
Pueblo Audio / HJ482 シリーズ “SideWinder”
¥407,000 ~ ¥792,000 (税込)
- 説明
- HJ482 - Quad Amp 32x2 Summing Matrix
- HJ482-S - Single Amp 32x2 Summing Matrix
- 共通仕様
- 仕様例
- =Pueblo Audio=
- レビュー0
HJ482 – Quad Amp 32×2 Summing Matrix
「HJ482”Side Winder”」は、4つの8×2サミング・バンクで構成されています。 各BANKは独立して操作することも、フロント・パネルのBUSスイッチを使って、最後のバンクに内部ルーティングすることもでき、16×2、24×2、32×2のマトリクスを形成していくことができます。この場合、BANK-Dは、割り当てられたすべてのBANKのメイン・バスとして機能します。各BANKの出力はアクティブのまま、ステム、FXセンド、パラレル・プロセッシングなどのサブ・グループとして機能します。各バンクの最初の2つのチャンネルは、内部ジャンパーを使ってステレオまたはモノラルのペアとして割り当てることができます。この柔軟性によりノイズの発生を抑制しながら、プロジェクトのニーズに合わせてSideWinderを拡張することができます(ブロック・ダイヤグラムを参照)。
その他の機能としては、BANK-Aのミックス・エレメントをステレオ・フィールドの中央に「パンニング」するBANK-Aのモノ・スイッチがあります。これは-3dBのパン・ロー(Pan-Law)に従ったもので、Bank-Dへ送られるパスにのみに影響します。Bank-Dには-6dBのゲイン・スイッチがあり、このスイッチをオンにすると、大規模なミックスで発生する信号レベルの上昇を抑えることができます。また、フローティング出力が必要な場合(あるいはミックスにIRONトランスのテイストが必要な場合)、Bank-Dには、バイパス可能な出力トランスを搭載させることができます。
HJ482 Block Diagram
製品名:HJ482-T Package(エイチ・ジェイよんはちに・ティー・パッケージ)
※クワッド・アンプ 32×2 サミング・マトリクス
※IRONトランス標準搭載
※PS34電源付属
製品名:HJ482-T(エイチ・ジェイよんはちに・ティー)
※クワッド・アンプ 32×2 サミング・マトリクス
※IRONトランス標準搭載
※JR Preamp ユーザー向け拡張用HJ482-T
HJ482-S – Single Amp 32×2 Summing Matrix
HJ482のシングルアンプ・バージョンは、最初の3つのアクティブ・サミング・バンクを省きながら、最大32チャンネルのサミングを実現するモデルです。複数のサミング・アンプやサブ・グループを必要としない場合、低コストで優れた選択肢となります。
HJ482-S Block Diagram
製品名:HJ482-ST Package(エイチ・ジェイよんはちに・エスティー・パッケージ)
※シングル・アンプ 32×2 サミング・マトリクス
※IRONトランス標準搭載
※PS34電源付属
製品名:HJ482-ST(エイチ・ジェイよんはちに・エスティー)
※シングル・アンプ 32×2 サミング・マトリクス
※IRONトランス標準搭載
※JR Preamp ユーザー向け拡張用HJ482-ST
共通仕様
CMRR: -108dB [60 Hz, トランスフォーマー入力時]
クロストーク: <-103dB [1kHz]
THD: 0.00094% [1kHz, +22dBu, 20-20kHz]
THD+N: 0.0011% [1kHz, +22dBu, 20-20kHz]
SMPTE IMD: 0.0026% [250Hz+8kHz, 4:1]
ダイナミック・レンジ: 127dB
ノイズ: -98dBu [8×2, Rs=0Ω, 20-20kHz, A-weighted]
最大入力: +29dBu [12kΩ input impedance]
最大出力: +29dBu [10kΩ load, ≤ 0.004% thd]
+27.5dBu [600Ω load, ≤ 0.004% thd]
バンド幅h: DC to 1MHz [+0/-3dB]
スペクトラル精度: ±0.04dB [20Hz-40kHz]
スルーレートe: 600V/µS
リニア・フェイズ偏差 : 0.0˚ [20Hz, トランスなし]
0.3˚ [20Hz, トランスあり]
サイズ: 1U x 19″ x 6″
驚異的に低く、フラットなノイズ・フロア[cal: +4dBu=-20dBFS]
-103dB 左右チャンネル間のクロストーク
このスペックからもわかるように、SideWinderは驚異的な特性を持っています。特筆すべきは、SideWinderは次点となるサミング・アンプ製品と比較して、2倍の低歪率、5倍の広帯域、45倍のハム・リジェクションを実現していることです。そして、チャンネル毎に見ると、HJ482は、このレベルの性能を市場で最も低い価格で提供していることになります。
Example 1 – ハイブリッド・ミックスダウン・セッション
Example 2 – フィルム・スコア 5.1 ダウン・ミックス + ステレオ・ホールド・ダウン
Example 3 – ダイレクト・トゥ・2トラック・オーケストラ・セッション
Pueblo Audioは、市販の製品よりも優れた性能を求めて、バーニー・グランドマン・マスタリングスタジオのエンジニアとして知られるScott Sedilloが、彼自身のレコーディング・ビジネスのソリューションの為に開発したレコーディングツールから生み出されました。彼の原子、電子、音響エンジニアリングのバックグラウンドに基づいて設計されたレコーディングツールは、16年間に続くバーニー・グランドマン・マスタリングでの経験と、17シーズンに及ぶLAフィルのロサンゼルス・オペラのレコーディング実績を経て、忠実な演奏と音楽表現を収めるプロフェッショナル機器に成熟しました。業界のトップスペシャリスト達であるハリウッドのレコーディングスタジオ、スコアリングステージ、ポストプロダクション、そしてコンサート会場などが製品のテストパイロットに加わることでこの成熟は更に促進されることになります。多くのスペシャリストからの要求と励ましにより製品の商業的な供給開始を決定し、Pueblo Audioは始まりました。
“The Magic of Making Sound” at Warner Bros. Studios