TG2同等のマイクプリアンプとTG12410コンソールのEQユニットを融合したチャンネル・ストリップ。EMI / アビィ・ロード・スタジオのTGコンソールのサウンドが、The Beatlesの後期作品や、Rolling Stones、Pink Floydなどのロック名盤の骨格を築いているのは当然のことです。全てはそのコンソールを通過してレコーディングされたのですから。
NEVEなどに比較 して圧倒的に生産量の少ない(自社スタジオ用に生産されていたため)TGコンソールのサウンドは、極めてナチュラルでオーガニック。ザ・ビートルズを始め とする当時のトップ・ロック・アーティストの作品価値を高めるために自社開発されました。商業ベースにのっていなかったからこそ、これ程までに細部にまで 贅沢で、完璧な設計が実現できたのでしょう。
TG 12411Channel のヘッドとなっているのは同社TG2と同等の素晴らしいビンテージ質感のマイクプリアンプです。オールドNEVEの持つプレミアムな質感と、API が持つウォームな力強さを融合したかのような最高のマイクプリアンプ・サウンドが魅力です。もちろんフロントにDI入力を配備します。ビンテージ的な響き (倍音)が美しい最高の楽器レコーディングも可能となります。
通称”ビートルズ・デスク”とも呼ばれるオリジナのTGコンソールには、最高のアナログEQが装備されていました。銘器Pultec EQP-1a3を基盤にした設計が成されたこのEQには、オール・インダクター・デザインの素晴らしい設計が施されていました。TG12411 Channel はこの設計を完全に再現しています。Sweetで美しいなハイ(ブースト)EQ、インダクター・タイプのミッドブーストEQ、ミッド・カットEQ、 極上に滑らかなロー・ブーストEQで構成されたEQセクションは、オリジナルよりも多彩でカラフルな音作りを可能にしました。セレクタブル式ローカット (ハイパス)フィルター)も標準装備しています。極上のアナログ・フィールを取り込める血統書つきのビンテージEQです。 |