DISTRESSOR(EL-8/EL-8X)はアナログの質感を自在に操ることが可能です。 完璧にデジタルコントロールされた、本物のアナログ回路はプリセットされ、様々な組合せによってあらゆるアナログサウンドを作り出します。
トランス/真空管/テープコンプなどの2次/3次倍音成分は0.025%の微量から20%まで適量をアドオンする事が出きます(Distortion Indicatorで視覚的に判断できます)。
またビルトインされたサイドチェインEQによるHPF&エンファシス、8つのユニークなRATIO カーブの組合わせは384パターンもの音色をセット可能です。更にATACK、RELEASE、IN&OUTゲインの4つのノブによってクリーン サウンドから過激なクラシックサウンドまで、まさに無限大のサウンドを生み出します。
EL-8はオプション無しのノーマルバージョン、EL-8Xはイメージリンクとブリティッシュモードの2つのオプションを標準搭載したお勧めモデルです。
あらゆるアナログ質感を再現できるリアルアナログサウンド
DISTRESSOR(EL-8)はオートマティック・ゲイン・コントロール・デバイス、すなわちコンプレッサー/リミッターと呼ばれるタイプのプロオーディオ機器ですが、そのカテゴリーを超越した素晴らしい機能を満載しています。Distressorはクリーンなダイナミクスコントロールを実行するだけでなく、その音質に3種類のアナログ・ハーモニック・ディストーション(倍音歪み感)をはじめとする様々な「カラー/質感」をプラスできます。
現代のデジタルレコーディングにおいてアナログライクな倍音成分を加味して温かみを得る事は不可欠な要素とも言えます。NEVEなどのトランスフォーマーによるサブハーモニクス、真空管による飽和と倍音成分、アナログテープだけが持つあのテープコンプレッションのオーガニックな質感・・・。あらゆる手段でエンジニア達は音に音楽的な響きを持たせようと努力しています。
様々なビンテージ系コンプレッサーの名機、LA2/3/4や1176、dBX160、Fairchild(IGFET or 670)、MEEK、DeMaria、SSLなどのビンテージサウンドをリアルに再現可能です。設定によりオプトカプラ-(光)、FET、3極また は5極真空管、MUタイプなど、高価なビンテージ機器をアナログ回路で表現できます。
数々のアナログ回路の組み合せをデジタルで制御するDistressorにしか達成できない、本物のアナログ回路が織り成す本物のアナログ・ビンテージ・サウンド。プラグインには到底到達できない領域のサウンドです。
サウンドをシミュレートできるビンテージ機器の一例
- LA2,LA3,LA4 —- オプト(光)コントロールタイプのモデルをシミュレート
- LN1176 —- 1176の速いアタックをシミュレート
- DBX160—- 遅めのアタック、速いリリース
- Fairchild IGFET—- ビンテージ・ハード・ピークリミッティング
- Fairchild 670 —- スムースなカーブと多めの2ndハーモニクスを付加