イギリス・ロンドンを本拠地とするインディペンデントレーベルNinja TuneとErica Synthsが手を組み、カスタムのダブ・ディレイエフェクト「Zen Delay」を共同開発しました。
ベルリンの先駆的なハードウェアトレードショーSuperboothへの旅の最中におこなわれたColdcutのMatt Black氏とその旧知の友であるDr Walker氏との理想のカスタムハードウェアエフェクトについてのエキサイティングな可能性についての語り合いに触発されこのプロジェクトはスタートしました。
その結果として誕生したものが、このZen Delayです。これはErica Synths史上初のエレクトロニック・ミュージックレーベルと共同で開発されたハードウェアエフェクトユニットです。
最高のデジタルとアナログの世界を結びつけたZen Delayは、24dBフィルターと真空管オーバードライブを搭載したBPM同期可能なステレオディレイラインであり、極端なフィードバックレンジはダブや実験的なローファイエフェクトとして最適です。
Erica Synthsによって作成および製造されたユニットは、Erica Synths特注のベークライト製ノブとアナログの温かみを実現する真空管回路を備えた金属製ケースに収まっています。
音響処理的には非常に用途が広いですが、信じられないほどに簡単に使用することができます。かく機能にはそれぞれ物理的なノブが用意されており、取扱説明書と睨み合ったり小さな画面でメニューをスクロールしたりといったことなく直感的に操作することができます。
DJやプロデューサーとの綿密なコラボレーションを経て開発されたZen Delayは、ライブおよびスタジオでの使用を念頭に置いて独自に開発され、様々なシチュエーション、音楽のスタイル、そして楽器に適しています。
ほとんどのディレイはギタリスト向けの’ストンプボックス’として設計されていますが、このデバイスは電子音楽のプロデューサー、アーティスト、DJの手によって同様に強力であり、ドラムマシン、ループ、ボーカル、シンセサイザーなどすべての音に対してユニークで暖かく強力なサウンドキャラクターを付加します。
フルトラックの2 mixやライブステレオミックスでさえ、このアナログ回路とデジタル回路のコンビネーションにより強化され、iPadを用いたパフォーマンスに新たな生命を吹き込み、旧来のデジタルシンセやドラムマシンにはアナログ的な強さを与えます。