『VISCO』は、ビートメーカー、サウンド・デザイン・ツール、ライブ・パフォーマンス用ドラムマシンといった3つの要素に特化した音楽制作ツールです。
読み込んだサンプルをモデリングし、自在な操作を可能とする『VISCO』は、録音されたオーディオを使用する際のこれまでの制約からあなたを解放します。
ステップシーケンサー、ミキサー、モジュレーション・マトリックスを搭載し、豊富なプリセットと使い易いサウンドライブラリも提供しています。
『VISCO』は、2Dグリッド上でサウンドを柔軟に表現する ブロブ を中心に設計されています。ブロブ と呼ばれる粘土状にモデリングされたサウンドを、ハンドツール、磁石ツール、消しゴムツール、クロスフェーダーなどを使用し、掴んだり、引っ張ったり、押し込んだり、ブレンドしたりする事が出来ます。
また、周波数スペクトルを表すX軸と、時間軸を表すY軸上で、異なる特性のサウンドを1つに融合させたり、ミックスに合うように微調整する事も簡単です。従来のシンセシス方式とブロブの直感的な合成方式により、柔軟性の高い音楽制作に貢献。時に予想外のサウンド・デザインを提供します。
自己完結型の音楽マシン
自己完結型の音楽マシンでもある 『VISCO』 には、音楽を始めるのに必要なものがすべて揃っています。
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シーケンサー
ポリメトリック‧シーケンスのサポートにより、16ステップのループにビートを配置できます。各サウンドは、対応する音量で表示されます。シーケンスのシャッフル分量を調整するSwing、シーケンスのタイミングのランダム性を調整するLoose Time、シーケンスのベロシティのランダム性を調整するLoose Velo、シーケンスのMIDI クリップをDAWのトラック上にエクスポートするExport MIDI、などの機能を搭載しています。
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モジュレーション・マトリックス
4つのエンベロープと4つのLFOを使用してサウンドを時間経過とともに変化させられます。ドロップダウン‧メニューからモジュレータ ( Source ) を選択し、モジュレーションの適用量 ( Amount ) を指定し、最後にモジュレーション対象 ( Target ) を選択します。 ( Scaler ) ではVelocity、Mod Wheel、Pitchbend、Aftertouch、Note Octaveを補助として設定する事が可能です。
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ミキサー
Amp ( 音量 ) , Pan ( パン ) , Send1∕2 ( エフェクト‧センド ) , Output ( マスター出力または個別のステレオ‧チャンネル1〜8 ) を選択できます。Send FXではリバーブやディレイなど、サウンドを強化し、さまざまな方法で操作するオーディオ‧エフェクトが複数 種類用意されています。Main FXではコンプレッサーやリミッターなど、最終仕上げに必要なエフェクトが収録されています。