二つの伝説的スタジオ、
二つの『スタジオ・グランド』ピアノ
Ivory II Studio Grandsは、数々のグラミー受賞・ノミネート作品を送り出した米国カリフォルニア、コネチカット2つのスタジオで、万全にメンテナンスされた2つの『スタジオ・グランド』ピアノを収録するヴァーチャル・ピアノ音源です。
単に膨大なサンプルを収録するだけでなく、Ivory II Studio Grandsは驚くほど自然なサウンドとピアノそのものの振る舞いを備えています。各モデルの細かなディテール、ニュアンスにいたるまで、長年に渡るSynthogyのプログラミングおよびDSPテクノロジーによってソフトウェアで実現しました。プラグインまたはスタンドアローンで動作します。
Ivory II Studio Grandsはシリーズ最大となる24ベロシティ・レベル、各モデル50GB以上、トータルで112GBのライブラリを収録しています。リリース・サンプル、ソフトペダル・サンプルをさらに充実し、Ivoryシリーズ中でもっともディテールに富むサウンドに結実しました。
合わせてIvory IIソフトウェアもv2.5へアップデートされました。ピアノエンジンの改良とともに、MIDI CC割り当てのサポート、高解像度MIDIベロシティ、新しいハーフペダル・コントロール、サステインとディケイを調整するユニークな”Shimmer”などの新機能を追加。これらの機能は他のIvory IIシリーズでも利用可能です。
Steinway Model B
Power Station NE、ウォーターフォード、コネチカット州
スタインウェイBは、歴史上最も多くレコーディングされたピアノの一つに数えられ、Ivoryシリーズに収録してほしい、というリクエストも最も多く寄せられていたモデルです。あらゆるスタイルの音楽にマッチする多面的なサウンド、サイズと力強さを独特のバランスで実現しています。スタジオにおける理想のピアノ楽器といえるでしょう。スタインウェイ自身が『完璧なピアノ』と自賛したのも納得できます。
収録にあたっては、Steinway & Sons®社の寛大な協力のもと、ニューヨーク州アストリアにあるスタインウェイの工場で直接Steinway Bモデルの選定を行いました。サンプル収録のセッションではスタインウェイに勤める最高のコンサート・テクニシャンにより整備、調整、調律されたピアノが用いられ、収録セッション中もベストなチューニングが保たれるよう、都度その場で調律が実施されています。
レコーディングは、古典的なライブ・ルームを備えるPower Station NEで行われました。ニューヨーク最高峰とされるPower Station/Avatarスタジオのサウンドを釘一本に至るまで音響的に再現したルームです。マーク・ドナヒューがエンジニアリングを務め、Synthogyのエキスパート・チームが、この並外れた楽器の持つあらゆるニュアンスとディテールをとらえるべく、注意深く作業を進めました。
Steinway Model Bプリセット
Bösendorfer 225
Firehouse Recording Studios、パサデナ、カリフォルニア州
ベーゼンドルファー 225グランドピアノは、深く響くトーンとあらゆる音域で決して明瞭さを失わない絶妙なバランスを備えています。7フィート4インチと、一般的なスタジオ・グランドよりも長めに設計されており、低域に4つの鍵盤が追加されています。数々のグラミー受賞・ノミネート作品に登場するこのピアノは、レコーディングの歴史の中でも、特別な位置を占める楽器と言ってよいでしょう。
収録セッションではトニー・シェパードがエンジニアを担当、パサデナにあるFirehouse Recording Studiosでも完成された設備を誇るスタジオAが使用されました。歴史的なルームにおいて、畏敬と重みを持つサウンドが余すことなく収録されています。