『Model 12』は小型サイズ多機能ミキサーです。定評のあるTASCAMマルチトラックレコーダー機能を内蔵し、USBオーディオ/MIDIインターフェース、DAWコントロール機能に加えて、ポッドキャスト番組制作に便利なミックスマイナス機能やスマートホン経由でトーク番組への参加を可能にするスマートホン入力など、ユニークな機能を搭載。『Model 12』はユーザーの創造意欲を掻き立て、制作からライブパフォーマンスまで、また、ポッドキャスト制作を含めすべてのワークフローを1台でカバーできます。
12マルチトラック録音 / 10トラック再生
『Model 12』の内蔵マルチトラックレコーダー機能は、12トラックを最大48kHz/24bitのWAVファイルでSDカードへ録音(直接)することができます。また、パンチイン・パンチアウトやオーバーダブ録音にも対応し、録音されたWAVファイルはコンピューターにエクスポートしてDAWでさらなる編集を可能にします。
DAWに対応した12入力/10出力 USBオーディオインターフェース
『Model 12』に装備されているUSB Type-Cコネクターでコンピューターとの接続が容易に。様々なDAWを使用したコンテンツ再生や録音が可能です。
またDAWやSDカードに録音したソースに対して『Model 12』のコンプやEQを後からかけることで直感的なコントロールにも対応します。
統合されたDAWコントロール機能
アナログライクな『Model 12』のフェーダーやノブをDAWコントロールとして活用すれば、作曲やミックスをスムーズに行うことができます。HUI/MCUプロトコルを採用し、ほとんどの主要なDAWに対応。フェーダーやミュート、パン、ソロなどのミキシング操作および再生、録音、早送り、早戻し、JOGなどのトランスポート操作が可能です。
DAWコントロール動作確認済 DAWソフトウェア:
Avid Pro Tools
Apple Logic Pro
MOTU Digital Performer
Steinberg Cubase
Ableton Live
Cakewalk by BandLab
PreSonus Studio One ※
Cockos REAPER ※
Steinberg Cubasis 3.3 ※
※V1.30での対応
タップテンポ対応クリック出力
ライブ演奏やレコーディング環境において便利なタップテンポ対応クリック出力を専用出力として搭載。レコーディングにおいてテンポをモニタリングするだけではなく、コンサートのオケ出しにも個別にクリックを出力することが可能です。またクリックに併せてMIDIクリックを出力することにより、リズムマシーンなどの外部MIDI機器との同期システムのマスターとしても活用可能です。
シームレスループ再生を可能にするVAMP再生機能 (V1.11での追加)
VAMP再生機能は、マルチトラックのシームレスループ再生を可能に。
曲の指定箇所をVAMP再生させることで、オーディエンスとのコール&レスポンスや、楽器パートごとのアドリブプレイなど、ライブパフォーマンスを『Model 12』のみで自由に演出することができます。
1ソングにつき10個までVAMPポイントを設定可能。自動、手動による再生に加え、別売のフットスイッチRC-1Fなどを使ったVAMP再生オン/オフや、VAMPイン/アウトの操作が可能となっており、ライブの状況に応じてフレキシブルに対応できます。
外部機器との連携を可能にするMIDI端子装備
『Model 12』は、MIDI入出力端子を備えており、キーボードやドラムマシーン、コントローラーなどMIDI端子を有する様々な外部機器との同期や制御の用途で使用できます。またDAWを同期させるMIDIシンクマスターとしても機能します。
制作した楽曲の生演奏、トーク番組の配信やポッドキャスト制作に
『Model 12』は多用途なライブプロダクションレコーダーや有能なUSBオーディオインターフェースとしてだけでなく、 ライブ配信ツール、ポッドキャスト収録用レコーダーとしても活躍します。電話インタビューのゲスト音声の回り込みを防ぐミックスマイナス機能やスマートホン入力、Bluetooth®ワイヤレス接続、デュアルヘッドホンモニタリング、内蔵MTRなど、ポッドキャスト収録に役立つ豊富な機能が搭載されています。
※動作確認済配信・通話ソフトウェア:Skype、Discord、OBS (V1.11での追加)
OUTPUT DELAY(アウトプットディレイ)機能 (V1.20での追加)
MAINミックスのUSB出力およびアナログMAIN出力(XLR端子、ヘッドホンモニター)の音声補正ディレイが調整可能で、インターネットライブ配信などにおける映像の遅延に対して音声のタイミングを容易に補正することができます。
音声出力の遅延補正はジョグダイヤルで0~2000msの任意の数字(1ms単位)を指定するだけです。
ディレイタイムを100msごとにスキップさせて、大まかに設定した後、1ms毎の微調整も可能です。
レコーディングからステレオマスターをすべてこの1台で
『Model 12』にはタッチ感の良い60mmフェーダーや1ノブコンプレッサー、3バンドEQ、TASCAMならではの高品位なリバーブエフェクトを装備しており、様々なミックスやトーンの微調整が可能です。また録音したトラック間の移動を行えるほか、音質の劣化がないデジタルMTRのバウンス(ピンポン)をアナログMTR感覚で操作可能です。
一貫性のあるスムーズなワークフローにより、レコーディングからステレオマスターまで、すべて『Model 12』で完結することができます。
自然な音を思いのままに
EIN(Equivalent Input Noise) -128dBを実現する低ノイズ・高音質TASCAM Ultra HDDA(High Definition Discrete Architecture)マイクプリアンプを搭載。また、ギターやベースをダイレクトに接続できるハイインピーダンスINST/ラインレベル入力端子を全チャンネルに装備しています。
また、Model 24やModel 16の1ノブコンプがステレオチャンネルにも対応しました。
小型でありながら入力を十分に確保
小規模レコーディングやライブ環境に適したコンパクトサイズな『Model 12』は、8系統の独立した+48Vファントム電源対応XLRマイク入力、10系統のライン入力、Bluetooth®5.0入力を装備。
また配信用オーディオインターフェースMiNiSTUDIOシリーズでご好評いただいてたスマートホン入力機能を進化させ、3.5mm TRRS端子の入力信号を入力チャンネルにアサイン可能です。これにより通話ゲストのトークをクリアーな音質で録音可能です。
使い勝手の良いチャンネルルーティング
ミックス全体のレベルや定位をそのままに、各チャンネルのミュート、ソロなどの個別モニタリングは、従来のアナログミキサー感覚でモニタリングが可能なPFL/AFLに加え、DAWソフト感覚で使えるインプレースソロモードを選択可能です。
デュアルヘッドホンモニター
『Model 12』のトップパネルにはそれぞれパフォーマーとエンジニアに最適なモニターソースの選択および音量バランスを出力する2系統の独立したヘッドホン出力端子を装備。
※ヘッドホンモニターソースとして従来のMAIN MIX POSTに加えてMAIN MIX PREを追加しました。 (V1.30での追加)