SSL G Series EQ292をベースに、その4バンドEQセクションを再現したのが、SSL G-Equalizerです。E-SeriesのEQに比べより大きなゲインの可変幅を持ち、カーブもわずかに変更、プリブースト・ディップ、プリカット・ライズ、そして広いQ幅を備え、より極端なEQにも対応します。
こうした違いから、問題の解決やミキシングにはE-Channelが、大胆な音作りやキャラクターをつけるためにG-Equalizerが好んで使われました。
SL 4000 Seriesについて
Solid State Logic社の4000 Seriesアナログ・ミキシング・コンソールは世界中で求められています。
ポップ/ロックミュージック、放送の送信やテレビのポストプロダクションに従事するエンジニア達はトレードマークであるSSLの「パンチがある」サウンドと同じくらい、SSL 4000のフレキシブルなダイナミクスチェーンを高く評価しています。
WavesとSSLのエンジニアはクラシックなSSL 4000 Series EとSeries Gのサウンドキャラクターを再現するため、1年以上も共同作業を行いました。「コンピューター内でミックスを行う」人々は、デジタルワールドに移る際に失ったと思っていたサウンドに遂に到達できるのです。
ユニークなSSLサウンドを精密に再現
SL4000コンソールは全チャンネルにダイナミクス処理を組み込んだだけでなく、マスターバスコンプレッサーをコンソールのセンターセクションに組み込んだ最初のミキシングデスクでした。
SL4000のマスターバスコンプレッサーをパッチングする能力と、内部サブミックスからこのコンプレッサーのサイドチェーンをコントロールする能力によって、サウンドエンジニアたちはこのコンソールテクノロジーのユニークで歴史的な応用法を発見してきました。
ピアノやドラムなどの楽器録音や、ファイナルミックスで使用する際、マスターバスコンプレッサー、EQ、ダイナミクスといった、革新的なコンソールセクションは新世界を切り開きました。何年もの間、ワークステーションユーザーはこの異常なまでのフレキシビリティと特別なサウンドを求めてきました。しかし平凡なダイナミクスとEQプラグインではあのユニークなSSLカラーを生み出すことはできませんでした。
Waves SSL 4000 CollectionはWaves AudioとSolid State Logicの提携の成果です。プロセッサーは伝説的なSL4000コンソールを作り出したのと同じEQ、ダイナミクスキャラクターを忠実に再現しています。加えて、インターフェイスは精密にクラシックSSLコンソールを反映しています。これらすべてが最先端のWavesソフトウェアに組み込まれています。従って無数のヒットミックスを世界中の最高のオーディオエンジニアにもたらしたものと同じツールで作業していることにすぐさま気がつくことでしょう。