
圧巻のブラック・ボイスを讃える作品
5度のグラミー賞に輝くマーヴィン・ウォーレンが監修し、プロデュースを手がけた本作は、選び抜かれた黒人合唱団の声が放つ、唯一無二の響きと魂の表現力を捉えたクワイア音源です。
このライブラリは、ウォーレンが長年抱いてきた芸術的ヴィジョンの結実でもあります。ブラック・コーラルの豊かな伝統を称えながら、従来のゴスペルに見られる即興的なスタイルを超え、映画音楽のような緻密さと完成度を兼ね備えた、まさに「決定版」のクワイア音源を実現しました。
ロサンゼルスのエバーグリーン・スタジオで、第一線で活躍するプロシンガーたちを迎えて録音された『Mervyn Warren Choir』は、映画音楽をはじめ、ポップス、ジャズ、R&Bなど、あらゆるジャンルのボーカル・プロダクションを格上げする、極めて多彩で汎用性の製品です。

ソプラノとアルトが、力強く響く叫び声から柔らかく親密なハミングまで驚くべき音域をカバーし、テノールと驚異的な低音域のバスがA0まで歌い上げるソウルフルなセクションとともに、この録音セッションでは多彩な歌唱技法、母音の滑らかなつながり、なめらかなレガート、そして予測できない感動的なニュアンスを生み出すアレアトリックなクレッシェンド・デクレッシェンドまですべて収録されています。
さらにリズムとソウルを作曲に吹き込むため、本ライブラリには手拍子、指パッチン、足踏みなどを含むフル・ボディパーカッション・キットや、ささやき、吸気、呼気といったボーカル表現も収録されており、リアルな感情と表現力を作品に加えることができます。

このプロジェクトの礎となるのは、伝説的な作曲家・プロデューサー・アレンジャーであり、そのキャリア自体が多才さを体現するマーヴィン・ウォーレンです。
5回のグラミー賞受賞、10回のノミネートという輝かしい経歴を持ち、ポップやR&Bからジャズ、オーケストラ音楽に至るまで幅広いジャンルに影響を与えてきました。彼は象徴的なアカペラ・グループ「Take 6」の創設メンバーでもあり、ハンス・ジマー、デヴィッド・フォスター、ホイットニー・ヒューストン、クインシー・ジョーンズら、比類なきトップアーティストたちと数多く共演。さらに「天使にラブ・ソングを2」や「プリーチャーズ・ワイフ」など名高いサウンドトラックの楽曲制作・編曲も手がけています。
驚くべき多彩な歌声は、ジャズ、R&B、ポップ、映画音楽まで、あらゆるジャンルに最適です。

ロサンゼルスのエバーグリーン・スタジオで、一音一音が丹念に収録されました。セッションのエンジニアは、グラミー賞とエミー賞を受賞したフランク・ウルフ。マーヴィン・ウォーレンの指揮のもと、これまでに録音した中でも屈指のサンプルを生み出すことに尽力しました。

