オンにした瞬間、爆発するカタルシス。
Umbrella Company “Mayonaise Fuzz”は現代にまで受け継がれるファズ・ディストーションのサウンドを独自に解釈し誕生しました。誰もが愛してやまないキャラクターをリスペクトするように、クラシックであり、同時にモダンでもあるようにチューニング。多くの名機と呼ばれる個体をリファレンスとしつつ、新しい感覚のテクスチャと操作性を持っています。
濃厚で深いドライブ。アグレッシヴに突き抜ける倍音感。オルタナティヴであることを徹底的に意識した、サウンドの張り出し感が最大の特徴。更に中音域をプッシュするDOPING、ゲインストラクチャーを変化させる1979スイッチを搭載。現代のシーンにふさわしい多角的なサウンドメイクを可能にしました。
踏んだ瞬間に空気を反転させ、支配する。まさに「今鳴らされるべき」ファズドライブです。
graphic design: sakamoto akari
オルタナティヴ・ロックを定義するような、圧倒的な存在感を放つ轟音。キャンディのように甘く、拡散する倍音。灼熱のサスティン。ヘヴィに唸り、マッシヴに伸びるフィードバック。Mayonaise Fuzzは数々の名機からインスパイアされ、馴染み深く同時に新しい質感を持ったドライブユニットであるよう、デザインされました。
「マフ」の系譜にあるファズディストーションは多くのアレンジや派生モデルが存在し、サウンドデザインの方向性も多様で、ビルダーの意図が大きく反映されます。Mayonaise Fuzzはサウンドの張り出しと突き抜け感にこだわり、アンサンブルの中でドライブが「飛んでくる」感覚を意識しました。ゲインを上げるほどに顔を出すシルキーな倍音は、スムースでありながらアグレッシヴに存在感を主張。美しく轟く爆音は立体的で、不思議な居心地の良さも感じられます。そしてサスティンの最後に残るクールな余韻まで、Mayonaise Fuzzは貴方に油断を許しません。
Mayonaise Fuzzはファズ・ディストーションの名機たちをリスペクトしつつ、単なるクローンでは終わらない新しいテクスチャを目指しました。独自開発のファンクションを追加し多くのサウンドバリエーションを獲得。スピーカーコーンを吹き飛ばすほどの圧巻のドライブだけでなく、積極的なサウンド調整で多くのシチュエーションに対応します。
一般的な「マフ」のトーン回路は12時を中心に高音域と低音域が増減し、中音域は常にスクープされます。これはあの誰もが愛するディストーションサウンドを構築する上では重要な要素ですが、時にはエッジィなミドルで空間を切り裂きたいときもあるでしょう。DOPINGスイッチはトーン回路上で失われていた中音域を猛烈にプッシュし、音像にアドレナリンを注入します。
● Normal(スイッチ下)
DOPING機能を無効、トーンコントロールは馴染み深いオリジナルチューニングとなります。中域がスクープされ、TONEは12時を中心に左回しで低域を増加&高域を減衰、右回しで低域を減衰&高域を強調と変化します。壁のように立ちはだかるヘヴィなサウンド、毛羽立ちを強調したヒリヒリしたトーンにもアクセス可能です。
● Doping(スイッチ上)
DOPING機能を有効にし、スクープされていた中域を強烈にプッシュして音像を前へ押し出します。トーンコントロールのテクスチャも変化し、スイートスポットを広げてセッティングに多くの選択肢を提供します。TONE絞り切り、または最大の設定もお試しください。
1979スイッチ
1979スイッチは一部コンデンサをカットし、フルレンジブーストを追加します。ペダル全体のゲインストラクチャーが変化し、特に高音域のキャラクターやローゲイン時のサウンドに影響します。
● Normal(スイッチ下)
親しみのあるオリジナルチューニング。
● 1979(スイッチ上)
オリジナルのダークな膜を取り払うように機能し、高域の圧縮感を改善して守備範囲が拡張。オリジナルではウィークポイントであった、手元のボリューム操作でニュアンスを操るプレイにおいても、より自然なゲインコントロールで難なく追従します。また使用シチュエーションが限られていたローゲイン設定のキャラクターも変化し、ファジィな粒子と切り裂くようなクランチトーンが融合した新しい感覚のサウンドをアウトプットします。
裏モード
内部基板上のジャンパを差し替えることで、Russian CIVIL WAR期のある特定の個体からインスパイアされたサウンドキャラクターへ変化します。この個体はCIVIL WARの外装を持ちつつ、コンデンサなど一部の内部パーツが後のARMY GREEN期で使用されたものと共通する不思議なモデル。そして他のモデルとは全く異なる、非常に強いローエンドの存在感と「塊感」が特徴的です。
おどろおどろしい低域成分。弦の悲鳴が聴こえるほど、ゴツゴツと存在を主張するアタック。バンドをクビにされないようまずは通常モードを試していただき、もっともっと!を求めるならこのモードをお試しください。